労働条件
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中抜け時間、超過勤務や休日勤務などを的確に把握できない可能性がありますが、この場合、どのように対応したらよいでしょうか、ご教示ください。
まずは自己申告があります。始業時刻、終業時刻を自己申告してもらうようにしてください。 他に、ツールで知る方法もあります。PCの操作ログ情報の記録などで知る方法です。 またサテライトオフィス等を使用している場合、其の入退場記録で知ることもできます。 いづれにしても超過勤務や休日勤務の把握は大事ですので上記の方法等で把握するようにしてください。 また中抜け時間については、労働基準法上使用者は把握する…
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就業場所間(自宅と職場)の移動時間を「労働時間」あるいは「休憩時間」のどちらで対応すべきでしょうか。ご教示ください。
例えば午前中のみ自宅やサテライトオフィスでテレワークを行ったのち、午後からオフィスに出勤する場合など、勤務時間の一部についてテレワークを行う場合が考えられますが、こうした場合の就業場所間の移動時間については労働者による自由利用が保障されていると考えられ、休憩時間として取り扱うことが考えられます。 一方で、例えば、テレワーク中の労働者に対して、使用者が具体的な業務のために急きょオフィスへの出勤…
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健康相談の体制整備についてテレワーク中の労働者が相談しやすい方法として、事業者がどのような体制を構築すれば問題ないでしょうか、ご教示ください。
匿名での電話やメールによる相談、WEB会議やチャットでの相談があります。秘密の厳守や専門家の配置も必要となります。
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事業者は、どのような安全衛生教育を実施すれば体制の構築ができていると言えるでしょうか。具体的な教育ツールや参考事例等があればご教示ください。
安全衛生については法定以外にも取り組む事項があります。 「テレワークを行う労働者の安全衛生を確保するためのチェックリスト」が「 テレワークの適切な導入及び実施の推進の為のガイドライン <https://www.mhlw.go.jp/content/000759469.pdf> 」の最後に添付されています。 このチェックリストを元に安全衛生をチェック、出来ていないところを改善して体制の構築をはかっ…
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テレワークは通常の勤務と異なると思いますが、事業者は具体的にどのような方法で、「健康各対策」や「メンタルヘルスケア」を行えばよいのでしょうか、参考事例等があればご教示ください。
まずは、労働安全衛生法等の関係法令等においては、安全衛生管理体制を確立し職場における労働者の安全と健康を確保するために必要となる具体的な措置を講ずることを事業者に求めており、自宅等においてテレワークを実施する場合においても、事業者は、これら関係法令等に基づき、労働者の安全と健康の確保のための措置を講ずる必要があります。 具体的には、 ・ 健康相談を行うことが出来る体制の整備 ・ 労働者を雇い入…
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部下のマネジメント(勤務管理)が難しくなりませんか。 上司の監視が及ばない環境下で、テレワーカーは手を抜いてしまいませんか。
テレワーカー(テレワーク実施者)から、メールや電話を通じた、テレワーク開始時/休憩時/終了時の連絡、業務日報、成果物の提出などを徹底することにより、マネジメント(勤務管理)を円滑に行うことが可能です。 基本的には、テレワーク実施日に、実施する仕事を明確にして、その成果をもって勤務評価をすることが重要です。 なお、時間管理については、裁量労働制やみなし労働時間制を導入すれば、よりマネジメントが容…
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労働時間管理について就業規則を変える必要がありますか?
テレワークを実施する場合であっても、社員には基本的に既定の就業規則が適用されます。その一部として、テレワーク勤務規程を新たに付け加えます。参考として、社内ルールづくりを検討すべき項目は、 テレワーク勤務規程例 <https://japan-telework.or.jp/suguwakaru/tw_rule/>を参照ください。 また、短時間勤務制やフレックスタイム制をテレワークに適用することも…
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労災保険は適用できますか
テレワーカーには、通常の社員と同様に労災保険法が適用されます。 但し、在宅勤務においては、就労時間内であっても、私的行為が原因であるものは、業務上の災害とはなりません。 また、モバイルワーカーの通勤災害適用についても、住居と就業の場所の間を合理的経路と方法で往復することが前提です。 いずれにしても、業務上災害と認定されるためには、業務遂行性と業務起因性の2つの用件を満たした上で、負傷や疾病が発…
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節電テレワークの勤務時間はどうすればよいですか?
通常のテレワークは、就業時間に合わせて実施するのが一般的ですが、節電テレワークでは、その趣旨を考慮し、涼しい早朝の勤務を認めるなどの就業時間を柔軟にすることも検討します。 フレックスタイム制度の導入なども有効でしょう。 関連記事 (質問)テレワーク勤務者について、なるべく勤務者の自由にさせながら仕事させる方法を知りたい <https://telework.ibise.com/ja/arti…
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派遣労働者もテレワークが可能ですか?
派遣労働者もテレワークは可能ですが、派遣労働者がテレワークによって派遣先と派遣元の間の契約で定めていない場所(例:派遣労働者の自宅等)で仕事をする場合、労働者派遣法に基づき、労働者派遣契約の変更が必要になります。 関連する記事 (質問)非正規社員がテレワークする時に気を付けることは何ですか? <https://telework.ibise.com/ja/articles/53>